暑い夏も、もう終わりを告げようとしています。
最近は朝晩は空気も冷気をおびてきて、吹く風はもうすっかり秋の風です。
秋の虫たちの鳴き声も聴こえるようになってきました。
みなさんはいかがお過ごしですか?
私たちの住む日本列島は、きのう9月22日に秋分の日をむかえました。
秋分の日は昼と夜の長さがちょうどぴったり半分ずつになるタイミングです。
12時間の昼と12時間の夜。
この日を境に、これからは夜が長くなっていきます。
季節の区切りをつける、とても大事な日ですね。
そして「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸でもありますね。
私のジョギングコースでも彼岸花の美しい姿を見ることができました。
春分の日から始まった、春・夏の陽の季節から、秋・冬の陰の季節への転換点です。
陰というと、どうしてもマイナス・ネガティブ・暗い・寒いなどの明るくないイメージを思い浮かべてしまったりもしてしまいますが、季節における陰の時期は実はとても力強い、どっしりとしたものなんです。
夏の時期、入道雲のように空に上昇していたエネルギーが今度は大地に向かいます。
虫や小動物など、多くの動物が地面の下へと隠れていきます。
木々も葉を落とし、エネルギーを根に蓄え始めます。
人間もじっくり腰を落とし、暖をとることが多くなっていきます。
そしてエネルギーは内面に向かいます。
じっくりと自分と向き合う秋・冬の門が開かれたお彼岸のこの時期。
木々や虫たちのように、準備をゆっくりはじめていくのもいいかもしれませんね。
では、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋を楽しんでくださいね。
中村憲治
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